太陽光発電の基礎知識

今、石油を始めとした化石燃料の枯渇が問題となっています。


2008年7月には、1バレルあたり145ドルまで原油価格が高騰し、ガソリンや灯油、ガスなどの燃料だけでなく、食料品など様々な商品が値上がりしたことは記憶に新しいのではないでしょうか?


世界同時不況で、原油価格は一時34ドル程まで下落しましたが、それは一時的なもので、現在はまた、90ドル程まで右肩上がりに上昇してきています。(最近、ガソリン価格の値上がりを実感されているのではないでしょうか?)


まさにこの値上がりが、石油などの化石燃料は有限の資源であり、エネルギー源をこれらに頼ることの危うさを表しているのではないでしょうか?



太陽はエコで無尽蔵なエネルギー源

太陽はエコで無尽蔵なエネルギー源

太陽は、無尽蔵な上に、無償のエネルギー源です。有限のエネルギー源である化石燃料と違い、枯渇の心配はありません。さらに、掘り出したりするための設備や人員、輸送するための船やトラックなども必要ありません。


素晴らしいエネルギー源であり、地球上の生命にとって欠かすことのできない『太陽』。

その太陽の光を利用して発電するのが『太陽光発電システム』です。


太陽光発電システムは、設置にあたって大規模な工事を伴いません。また、送電においても既存の設備を利用できます。


そして、太陽光発電システムは、機械的に動作する部分がありませんから、(機械的動作による)金属疲労や摩耗などが発生しません。そのため、20年~30年という長い年月を、基本的にメンテナンスフリーで利用することができます。さらに、発電時にCO2などの温室効果ガスを全く排出しないという利点もあります。


このように、太陽光発電システムは、他の発電に比べて、地球環境にとても優しい発電システムなのです。



未来の子供たちによりよい地球環境を

緑豊かな地球を未来の子供たちに『子供たち、孫たち、未来の子供たちに、

よりよい地球環境を残したい。』


今、世界中でこのような動きが広がり、国家規模で注目されています。


日本においても、世界をリードして地球環境を守る取り組み、『チャレンジ25%』が進められています。


太陽光発電システムは、私たちの家庭からできる、地球環境を守る取り組みの1つなのです。



国と地方自治体が導入を後押し

ここ数年の技術の進歩により、太陽光発電システムの導入コストが下がってきています。また、国や地方自治体も、太陽光発電システムを普及させていくことに積極的に取り組んでいるため、太陽光発電システムの導入の際に補助金が給付されます。


さらに、余剰電力買取制度によって、太陽光発電システムを導入しているご家庭に経済メリットがでるほどになっています。

つまり、先進的に環境に良い取り組みをしているご家庭に対して、国中から報酬が支払われているようなものなのです。